血管年齢が老化するとどうなるの?
以前は加齢による老化が病気を引き起こしたり、代謝の低下、しわやたるみなど肌が老化する原因と考えられていましたが、今では加齢だけが原因ではないということはよく知られていることです。
体の機能が低下したり肌が老化するのは、血管年齢も大きく関わっています。
血管年齢というのは、血管の弾力など動脈硬化の度合いを目安にして血管の状態が何歳かということを表しているもので、この血管年齢が体や肌の老化を知る目安の一つになっています。
人間が老化を自覚するのは、主に体や肌に老化症状が現れた時ですが、表に現われないからといって老化が起きていないということはありません。
自分では自覚するのが難しい血管の年齢も老化に大きく関係していて、血管が老化することで体やお肌にあらゆる影響を与えるのです。
血管年齢が老化するということは動脈硬化、つまり血管の柔軟性が低下して固くなってしまってい状態になっているのですが、動脈硬化は心筋梗塞や脳卒中、糖尿病などの生活習慣病を引き起こす要因となります。
生活習慣病は日本人の死因の上位に入る病気ですから、血管年齢が老化するとこのように命に関わる病気を発症するリスクが高くなるのです。